二人で暮らすために選んだ中古マンション。私たちは「自分たちらしい住まい」を形にするため、スケルトン状態からのリノベーションに挑戦しました。
特に思い入れが強いのが寝室です。「ここだけは自分たちの手で作り上げたい」という想いから、壁と天井の全面を珪藻土(けいそうど)で仕上げることにしました。
今回は、初心者でも扱いやすい「うまくヌレール」を使ったDIYの工程や、プロでも苦労する天井塗りの秘訣を詳しく解説します。
Step 1. BEFORE
DIYの舞台は、何も無いない「白い箱」から
リノベーション開始当初、寝室は何もない、ただの白い箱のような空間でした。この真っさらな「余白」に、二人の最初の手仕事を重ねていく。そんなワクワク感とともに、DIYプロジェクトがスタート!
Step 2. 寝室を丸ごと、珪藻土で仕上げる
今回のメインである 寝室の全面珪藻土仕上げ。柔らかい質感の“うまくヌレール”を使い、壁一面にムラをあえて残しながら塗り広げました。二人で交代しながら、「ここの凹凸いいね」「もう少し薄くする?」と会話しつつ、白一色の中にも表情が生まれる優しい壁に。
珪藻土DIYを成功させるためには、道具選びが肝心です。今回私たちが用意したアイテムはこちらです。
- 珪藻土:うまくヌレール(初心者でも練り混ぜ不要で使いやすい)
- 養生:養生テープ・マスカー(仕上がりを左右する最重要工程)
- 左官道具:左官コテ、コテ板
- 保護具:ゴム手袋
- 下地・取付用:下地探し、水平器、棚板、ビス
Step 3. 天井は、いちばん難しい
寝室全体を“完全にまっさら”にしたかったので、天井も同じ珪藻土で仕上げ。これが実は、いちばんの難所。
二人のこだわりは、「あえてムラを残す」こと。一面を均一に塗るのではなく、コテ跡による凹凸をつけることで、白一色の中にも優しい表情と奥行きが生まれます。
二人で交代しながら、「ここの凹凸がいいね」「もう少し薄くする?」と会話を楽しみながら進めるのが、DIYならではの醍醐味です。
・
腕を上げたまま塗り続ける負荷
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垂れやすい
・
凹凸が読みにくくムラになりやすい
ここは“
プロでも苦労する”パートですが、二人で少しずつ塗り進めて、乾く前に照明を当てながら凹凸を調整していきました。天井まで同じ素材で仕上がったことで、寝室全体がふわっとした光に包まれるような統一感が生まれました。
Step 4. 乾燥を待ちながら、細かな表情を整える
うまくヌレールは乾きがゆっくりなので、仕上げ段階で“軽く撫でる”調整ができます。二人で位置を変えながら影の出方を見て、寝室らしい柔らかい陰影になるようバランスを整えました。
今回のDIYで最大の難所となったのが、天井の珪藻土塗りです。
寝室全体に統一感を出し、光を柔らかく包み込む空間にするため、妥協せず天井も同じ素材で仕上げました。
天井塗りが難しい3つの理由
- 身体的負荷:腕を上げたままの作業が続き、疲労が溜まりやすい。
- 重力との戦い:珪藻土が垂れやすく、床や自分に落ちてくる。
- 視認性の悪さ:天井は光の当たり方で凹凸が読みにくく、ムラが目立ちやすい。
Step 5. 自分たちで棚も取り付け
小さな飾り棚も二人で取り付け。下地を探して水平を合わせ、最低限の金物だけでスッと収まるシンプルな棚に。
「うまくヌレール」は乾きがゆっくりなため、塗り終わった後でも「軽く撫でる」などの微調整が可能です。照明を当てて影の出方を確認しながら、寝室にふさわしい柔らかな陰影になるようバランスを整えました。
注意点として、施工後2日間は絶対に触らないようにしてください。季節によって乾燥時間は異なりますが、しっかりと風通しを良くして待つことが大切です。
Step 6. 完成:棚の取り付けで利便性をプラス
珪藻土の白、天井まで続く柔らかい質感、照明が入ると陰影が綺麗です。一つひとつの作業が、この部屋に暮らす二人の“はじまり”になりました。
珪藻土が落ち着いたら、自分たちで小さな飾り棚も取り付けました。
下地探しで柱の位置を確認し、水平器を使って正確に設置。最低限の金物でスッキリと収めることで、珪藻土の質感を邪魔しないシンプルな棚が完成しました。
使用アイテム
- うまくヌレール(珪藻土)
- 養生テープ・マスカー
- 佐官コテ、コテ板
- ゴム手袋
- 下地用工具(下地探し・水平器)
- 棚板・ビス
作業メモ
- 天井は“薄く・早く・一気に”。時間をかけるほど垂れやすい。
- 壁より凹凸が読みにくいので、照明や懐中電灯を当てると仕上げが整いやすい。
- 全面を同じ力で塗らず、あえてムラを残すと光がきれい。
- 乾燥後はトーンが1〜2段階明るくなる。
注意点
- 天井は特に厚塗りNG。重みで剥がれやすい。
- 乾燥は季節によって大きく変わるので風通し必須。
- 施工後2日は触らないように。
Step 6. まとめ:二人の「はじまり」の場所
完成した寝室は、天井まで続く珪藻土の白い質感が、照明の光を優しく受け止めて美しい陰影を描き出します。
一つひとつの工程を二人で相談しながら進めた時間は、この部屋で暮らす二人の大切な「はじまり」の記録となりました。DIYは大変な作業も多いですが、自分たちで苦労して塗った壁や天井には、プロに頼むのとは違う格別な愛着が湧くはずです。
これから中古マンションのフルリノベーションをご検討の方は、一部だけDIYに挑戦して楽しんでみてください!
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